Blog-10 Sustainable Development Goals

今まで、何度かワッシャー加工の継承について述べてきました。その継承に関連して、今回は、私と同じような地方の中小企業経営者皆さんにお話しておきたいことがあります。
とても怖い話なんです・・・いや、チャンスでもあるんです。

先日、同じ繊維で有名な地方都市の経営者の方とお話する機会がありました。その時、こんな話をされたのです。「持続可能な」・・・英語でSustainableっていうらしいのですが、「この言葉知っているか?」って聞かれたんです。正直、あまり聞きなれない言葉ですし、「持続可能な」っていう言葉自体、日常会話で、使わない言葉ですよね。ところが、その経営者の方が言うには、今後の会社経営において重要なキーになる言葉だということらしいです。「えっ、何それ?」ですよね。
そこで、事の顛末を食い入るように聞いたのです。そしたら、こういうことだったんです。その経営者の方の言葉を借りると・・・その方が、新規事業を開始するに当たって、いつもお付き合いのある地方銀行の担当者に融資の話をしたらしいのです。自社の経営も安定し、財務内容も悪くないし、長年のお付き合いの地方銀行さんなので、まず問題なく融資は通るだろうと過信していたらしいのです。通常は、「融資の件、決裁できました」くらいの連絡をくれる銀行営業担当者が、なんだか折り入ってお話がしたいと言ってきたのです。「もっと、増額を」とか、「こんな戦略もある」とのアドバイスだろうからと、当初、適当にあしらうつもりでした。
営業担当者が来訪しました。もちろん、いつもの笑顔・・・「だまされるもんか!」といった気持ちも併せ持っての応対です。こちらから開口一番、「融資がダメってことじゃないだろうね?」って言うと、「もちろんその件は問題ありませんが、今回の決裁において次のような点が課題になりました。その為、今後の弊行の融資する際の基準についてお話したくて・・・」って言うのだそうです。「えっ、何、課題って?基準がもっと厳しくなるのか?」って、頭を過ぎりました。
その時、ふっとその営業担当者の胸元に目がいったとのこと。いつもならその地銀のマークのバッチのみ。しかし、今日はもう一つ、クリスマスのリースのような、カラフルなバッチも付けているのです。それで、「そのバッチは?」と尋ねたところ、「そうなんです、今日はこれについてお話させて頂きたくて・・・」とのこと。
そう、それが、「持続可能な」という言葉に関係するマークだったのです。

「SDGs」って、皆さんもお聞きになったことがあるでしょうか?私は、その経営者の方から初めて耳にしました。どうも、2015年に国連が、ニューヨークにおいて国連加盟国が参加するサミットにおいて「持続可能な開発目標」を採択したとのことです。すみません、その経営者の方のお話を自分の理解に合わせて、お話しているので、いろいろ説明不足の部分もあるかもしれません。先にお許しください。その「持続可能な開発目標」が、英語でSustainable Development Goalsで、その頭文字と最後のsで「SDGs」とのことらしいのです。どうも、世界各国が2030年までの「SDGs」の目標を掲げ、地球規模で全世界の人々参加で、蔓延する社会問題、環境問題等を「全世界誰一人取り残すことなく」をスローガンに解決に向けて活動するらしいのです。もちろん、日本政府も参加し、積極的に推進していくとのこと。
「地球規模」「全世界の人々」・・・なんだかあまりに大きな話で、ピンっと来ない感じなのですが、もちろん、良い計画だとは思います。でも、「どう自分たちに関係するの?」ってのが、正直な感想でした。
その経営者の方も同じ思いだったので、その銀行営業担当者に尋ねたのです。「それがどう関係するの?」。そう聞いた途端、その営業担当者が、水を得た魚といった感じで説明し始めたのです。
そう、それが、その経営者が、自社の経営に対する新しい基準を意識し、活動する幕開けになったのです。
今回は、ここまでです。次回、何故その経営者が新しい経営基準を気にするようになったかをお話することにします。きっとこれは、無視できない基準なのです。そして、同時にあなたの会社経営にもチャンスをもたらすことが可能になる話です。
乞うご期待下さい。

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