Blog-3 知られていないワッシャー加工
当社では、ワッシャー機によってショールやマフラーといった繊維製品の他に織物やニット生地を洗ったり、ミルドしたりして表面に凹凸感を出す加工をおこなっているとお話しました。
ショールやマフラーなどは、もちろん製品そのものなので、ワッシャー加工したことでどのような製品が市場に出回っていくかがわかります。しかし、生地、織物については、機屋さんからの依頼でワッシャー加工をほどこすので、その生地、織物が最終的にどのような製品になっていくのかわからない場合があります。
そのように機屋さんが、アパレル業者さんやデザイナーさんからのイメージで、ワッシャー加工でもたらされる風合いを持った生地、織物を提供しようとお願いしてこられる場合もあります。ただ、時々、そのワッシャー加工された生地が縫製工場に持ち込まれた際に、裁断の後に形を整えるためにガッシャンと圧縮をかけてしまうことがあり、凹凸がなくなって風合いが変わってしまうという問題もありました。また、風合いは時間経過によって変化していくもので、それによって繊維製品はその作り映えが変わっていくのです。しかし、縫製業者さんも、最近ではその経過を知っている担当者が減ってしまい、ワッシャー加工の工程、回数によってもたらされる違った出来栄えを提供する機会が減ってしまったのも事実です。また、昔は、機屋さんの営業担当者の中には、このような風合いにしたいという相談をしにきて、自分から試着をして自分が納得しようとする担当者もいたのですが、最近はそのような方も少なくなってきました。
このように出来上がり段階の縫製工程において、せっかくワッシャー加工したにもかかわらず、生地の風合いが活かしきれていないと残念な気持ちに陥ることもあります。
最終商品のイメージをどう知っていくのか、消費者にどう知ってもらうのか。商品になってしまえば、誰もワッシャー加工が施されている事実は知らないし、知らない人が多いからワッシャー加工の必要性が認識されないでいます。
当社でも最近、ワッシャー加工の注文を受けた際には何に使うのか、ある程度の最終商品の内容を確認するようにしています。しかし、機屋さんからの注文だけに依存するのではなく、ワッシャー加工の風合いを最大限に活かすために、アパレル業者さんやデザイナーさんからこの風合いがほしいからワッシャー加工を要求されるような状況をもっと作っていくことが重要と考えているのです。
そのため、従来からの機屋さんからの注文が基軸であるのはもちろんですが、当社から積極的にワッシャー加工による風合いの素晴らしさをアパレル業者さんやデザイナーさんに直接発信していくことも重要であると考えています。
また、同時に機屋さんに対しても、時間経過によって変わってくるワッシャー加工の風合いについての理解を期待するのではなく、当社サイドから理解してもらう努力が必要であり、その理解を伴ったうえで、その営業力によってワッシャー加工による風合いを拡散していってもらうことも重要であると考えています。
機屋さん、アパレル業者さん、デザイナーさんがどうやってワッシャー加工による風合いに行きついてもらえるか、それが当社マーケティング活動にとっての喫緊な課題なのです。
まずは、最初の第一歩として、当社ホームページを今年1月7日に立上げ、情報発信することにしました。もちろんこれで十分と思っておりませんが、今後様々な方法を駆使して、ワッシャー加工に関する話題等を発信していきたいと考えております。
ワッシャー加工に関するSEOは?キーワードは?など気になるところですが、「You ワッシャー、お前はもう知っている!」を一つのパロディーとしてワッシャー加工の風合いを、多くの方に知って頂きたいと考えています。